設備紹介

1電源2炉の高周波電気炉で1ｔ/1チャージの溶解を交互にする為、連続した出湯が行え、1時間で1.5ｔの出湯が可能です。

田中鋳造所では、2台の造型機を導入しております。大ロットのご依頼にも対応できるよう、また、機械が故障したとしても、ラインを止めることなく対応できるようにと考慮し、2008年に1台増設し、2台体制を整えました。

増設した『全自動抜粋造型機　FBOX-III』は、ふんわりと砂を流し込む“エアレーションブロー”と、強靭な力で叩き固める“高圧スクイズ”により、高精度な鋳型ができ、砂充填性も向上しました。また、枠サイズが【610×508】と大きいことで、多数個込めや大きな製品の製造ができます。更に、これまで使用していた木型をそのまま使用できる可能性が高く、コスト削減にも寄与しています。

回収されてきた熱い砂を冷却し、一定の温度（40℃以下）と水分（2％）に保つことで混練砂のムラをなくし、品質改善（ガス欠陥・造型性など）に大きく寄与します。

弊社の注湯冷却ラインは、最も効率的に生産できるよう、枠数・長さ・スピード等を計算してつくった、弊社独自のラインです。

FBOX注湯ライン18枠
FBOX冷却ライン70枠
AMF注湯ライン10枠
AMF冷却ライン41枠

エアーブラストは、複雑形状の細部に詰まった中子砂でも、きれいに取り除きます。特に、油圧機械の鋳物などの細いポート部に中子砂の焼き付きは厳禁です。