田中鋳造所では、これまでに鋳鉄に関する様々なご要望にお応えしてきた実績がございます。その経験・ノウハウを元に、幅広い対応範囲でお客様のお役に立ちたいと考えております。
こちらでは製造品目と品質面を重視した生産工程についてご紹介いたします。
鋳物製造
弊社で製造可能な製品について
鋳物工場の田中鋳造所 TOP >> 製造品目・生産工程
幅広い対応範囲と品質を重視した生産工程でご要望にお応えいたします
製造品目・取り扱い材質
油圧・空圧等耐圧鋳物・変減速機鋳物部品・産業機械小物部品など、様々な分野で活用される工業部品の製造を行っております。
積極的な設備導入により、お客様のご要望に合わせた仕様、納期、ロット数などでのご提供が可能です。
製造品目
| 油圧・空圧等耐圧鋳物 | 変減速機鋳物部品 | 産業機械小物部品 |
|---|---|---|
| ケーシング | ギヤーケース | インペラー |
| ハウジング | ブラケット | ハンドル |
| スクロール | フランジ | 継手 |
| ボディ | アダプター | バルブ |
| エンドキャップ | ウォームケース | 弁本体 |
| サイドキャップ | トリツケダイ | プーリー |
| 仕切板 | カバー | ガイド |
| 弁座 | フレーム |
取り扱い材質
- FC250～FC300
- CV350～CV420
- FCD450～FC600
弊社で製造できない鋳物であっても、関西圏を中心とした鋳造メーカーとのネットワークを活かし、大物(10ｔ)から小物(0.1kg)、大ロットから小ロットまで幅広く対応し、材質も銑鉄鋳物だけでなく、アルミ、ステンレス、鋳鋼、白心可鍛鋳鉄まで対応します。
また、加工メーカー、熱処理メーカーとのネットワークを活かし、こちらも大物から小物まで対応した一貫生産が可能です。ぜひ一度お問い合わせください。
生産工程
田中鋳造所では、各生産工程で様々な工夫を凝らし、安定品質の実現に努めております。
1. 材料ヤード
弊社の材料ヤードは200㎡の広さがあるため、大型10tトラックで入ることができます。仕入れの際、この大型10tトラックで銑鉄やスクラップなどの材料を大量に仕入れているため、比較的安価で仕入れることができております。
2. 高周波電気炉
高周波誘導電気炉1t炉×2機（1電源2炉方式）により、効率の良い連続出湯が可能です。
3. 温度調整
様々な種類の製品に対応する為、製品ごとに温度調整をしています。また、出湯温度を保つために、こまめに電力調整をしております。
4. CEメーター
毎チャージごとにCEメーターにより成分調整をし、記録を保存しています。
5. 出湯・取り鍋接種
確実な接種方法を教育し、安定した品質を維持しております。また、製品ごとにどの接種材を添加するのか指示書を発行し、掲示しています。
2. 全自動サンドミル
投入した砂の水分・温度を計測し、目標水分に合わせて加水し、定量切り出ししたベントナイト石炭粉を加え、混練し安定した造型砂をつくりだします。
3．造型機
2種類の造型機を、製品のサイズに合せて使い分けています。また、2台あることで、大ロットの生産を受けることができ、万が一故障した場合でも、ラインを止めることなく生産を続けることが可能です。
1. 注湯ライン
冷却ラインの回転を考慮した上で、最大数の製品を作ることが出来る枠数・ラインの長さを敷いています。
FBO-X 注湯ライン 18枠
AMF 注湯ライン 10枠
2. 注湯
静かに早く注湯します。
4. クリーンドラム
製品と砂を分離します。回収された砂は磁選機を通り、再度使用します。
5. セキ折りエプロン
回収箱で冷やした後、エプロン上でセキ折り機やハンマーを使って、製品と湯道を分別します。分別された湯道等は材質別に色分けしたアミパレットに入れ、リターン材として再度電気炉に投入します。
ショットブラスト後、外観検査や硬度検査で良否を判断します。また、特に注意の要する製品については、作業要領書などを発行し提示しています。
仕上げグラインダー・塗装・防錆油塗布等をして、出荷いたします。
積極的な設備導入により安定した品質をお約束いたします
田中鋳造所では、より多くのお客様のご要望を実現し満足していただけるように、設備導入に力を入れております。設備を導入することによって、高品質で安定した供給の実現だけでなくコストを削減しての製造が可能になります。その他にも、生産体制の改善や、社員教育など、品質に対する様々な取り組みを行っています。
鋳物の製造に関するお問い合わせはこちらより
